人生で1度は食べて欲しいピザの概念が変わるナポリの超絶ピザ
久しぶりの更新です。
なぜ間が空いてしまったかというと、旅に出ていたからです。
旅中は非日常に集中するべく、更新もやめていました。
非日常を感じることが、旅の醍醐味だと思っています。
いつもと違う土地、人、食、
自分の身をアウェーに置くというのは勇気がいりますが、なかなかクセになります。
そうなって初めて見えてくる世界が私は好きです。
自分がガイコクジンになるって、色々見えます。
イタリア、ローマとナポリの旅
ローマ
ローマは、とにかく壮大!
かつてのローマ帝国が未だに威厳を放っていました。
歴史的価値のある彫刻や宗教絵画がたくさんあり、本物を生で見られて興奮でした。
一度は観てみたいと思っていた、ミケランジェロ作の『アダムの創造』(アダムと神の指と指がくっつきそうでくっついていない絵)は、ヴァチカン市国のシステーナ礼拝堂の天井に描かれているのですが、その周りにも続く天井画と、目線を下げると壁一面には『最後の審判』という天国と地獄が描かれた壁画があり、天井と壁からのエネルギーがとてつもなかったです。
ほとんどの美術館は写真撮影が許可されているのですが、システーナ礼拝堂は写真がNGというのも私は良いと思います。
そこへ行った人しか見られない。記憶に残しておくしかない。その儚さが私は好きです。
システーナ礼拝堂は、ヴァチカン美術館から直結しているのですが、美術館へ入る前の道には正規ではないチケットを高く売ろうと頑張っている美術館職員ではない人たち(なぜかSTAFFと書かれたシャツを着ているので騙されそうになる…)がいるので、行かれる際はご注意を。
「美術館でチケット買うにはすごく並んでいるから、今ここで買った方が早く入れるよ!」と言われましたが、私は普通に並んで10分で入れました。
(混み具合は時期にもよると思いますが。。。)
そしてそんな人が2メートルおきくらいで待ち構えていて、前の人を断ったのを見てるのにまた初めから話しかけてくる…の繰り返しで、何かのロールプレイングゲームかと思いましたわ。笑
断る勇気と強い心がちょっと養われるスポットだと思います。
しかし、兎にも角にも、ローマは歴史的遺産が盛りだくさんで、今この時代に生きているちっぽけな自分をビンビン感じる街でした。
そしてナポリ。
第一声は、ピザがやばい美味しい!!
人生で食べた中でナポリで食べたマルゲリータとマリナーラがダントツ1位です。
むしろ人生で食べた美味しかった食べ物ランキングでも上位に組み込まれる勢いです。
何が美味しいの〜?トマトソース?具?と母に聞かれましたが、
いや、も〜 全て。
生地もモチモチの程よい塩味で、甘みと酸味がマッチしたトマトソースとオリーブオイルと濃厚なモッツァレラのバランスが300点満点。
治安が悪いナポリでも、身の危険を感じるナポリでも、物陰からこっちをじーっと見ている人がいるナポリでも、ここのピザだけを食べに行きたい。
実際に、セレブや旅人がここのピザを食べにナポリへ来るという話も納得出来るほど美味しいピザでした。
こちらがその老舗のピザ屋さん。
L'Antica Pizzeria da Michele
住所:Via Cesare Sersale,1. 80139
メニューはマルゲリータとマリナーラのみ。
マリナーラは、トマトソースとニンニク、オリーブオイルのみのチーズが乗っていないとてもシンプルなピザです。
そしてこんなに美味しいのに安い。
普通のサイズで1枚4ユーロくらい。(500円くらい)
可能であればどちらも頼んで欲しい。
焼きたてのマルゲリータを感激しながら頬張った後にマリナーラを食べると、「お、マリナーラあっさりしてて美味!」となり、しばらくマリナーラを食べた後にマルゲリータを食べると「お!やっぱりマルゲリータ美味!!」となる、という最高のエンドレスが楽しめます。
開店11時の前には、第一派で入店したい人達で行列ができています。
開店後は、待人には整理券が配られるそうですよ。
私は10:45くらいに並びに行ってギリギリ一回目のお客として入れました。
死ぬまでにもう一度、いや、もっと行きたい。
さらに他にも、美味しいピザ屋さんはたくさんありました。
また、ピザだけではなくイタリアン全般が美味しかったです。
南に行くほど美味しいというのは頷けます。
美味しすぎたので、ナポリ食レポは別記事でまとめたいと思います!
しかし、上でちらっと書きましたが、基本的に治安は良くないです。
今回は特に被害はありませんでしたが、ヒヤッと感じる場面はいくつかありました。
具体的にはスリ、強盗、恐喝は日常茶飯事。
また、電車の切符販売機の周りでウロウロしている若者も隙を探しているとのこと。
常に注意が必要です。
最後に今旅での学び
「治安と安くて美味しいものは比例している。」
リスクを背負ってでも食べに行きたいピザが、ナポリにはありました。(遠い目)